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ウォーターワールド 香港オーシャンパーク
企業方針
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オーシャンパークのことをもっとよく知ろう!

動物の導入と処分に関する声明

海洋公園は皆様がご家族やご友人と質の高いひと時を楽しむとともに、動物について学び、野生生物や自然環境の保護に携わるための場を提供します。1977年の創立以来、熱心なプロのスタッフからなるチームによる高水準の動物保護、飼育、管理に支えられ、海洋公園は年を追うごとに国際的な自然保護の中心となっていきました。香港海洋公園保育基金は香港およびアジア全域の野生生物保護研究に率先して取り組んできました。優れた飼育作業を持続可能かつ信頼性の高い個体群管理プログラムの基礎として、当園はその価値と体験を共有し、類似のグローバルな取り組みをサポートすることで業界標準の向上にもコミットしています。

海洋公園の動物導入方針には類似する信頼性の高い個体群管理の取り組みから動物を導入するためのコミットメントを通した一生のケアのための個体群管理の取り組みが説明されています。これらには他のアメリカ動物園水族館協会(AZA)認定会員からの救助、繁殖用貸与、動物の交換、および場合によっては購入が含まれます。野生からの動物の導入は状況の評価を通すことなく実行されず、場合によっては個体群評価が必要とされます。個体群評価および無害証明報告書は絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(CITES)の附属書I、IIまたはIIIに記載される、または国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで「絶滅危惧」(絶滅危惧[1]A類、絶滅危惧[1]B類、絶滅危惧[2]類に区分)とされるいかなる動物の導入に先行します。

信頼性の高い個体群管理のプログラムに関する海洋公園の方針はAZAの職業倫理規定の範囲内に位置づけられるもので、同規定は動物園施設内の動物福祉に関するあらゆる事項の指針となる一連の基準です。この規定に加え、実験プログラム動物方針を海洋公園がプログラムで動物を扱うための指針とするとともに、実験動物収集計画を当園の動物収集の将来的な決定の指針としています。

海洋公園における動物の処分はすべてAZA職業倫理規定の強制規格および一般的勧告に準拠しています。具体的には「会員は収集および飼育するすべての動物が協会の現在の処分基準を満たす方法で処分され、適切に取り扱う資格のない相手に渡す方法を模索しないようにあらゆる努力を尽くすものとする」という勧告です。

海洋公園から動物の生体を受け入れるのは通常他のAZA認定会員です。ただしこれが不可能な場合は、譲渡の前にアンケートおよび現地視察の方法で受け入れ側施設の徹底した評価が実行されます。この評価の目的は受け入れ側施設に専門知識、記録管理の実践、財政の安定、適切な施設、および動物およびその子孫のために有益な動物福祉を維持するのに必要なリソースを確認することです。(動物または人間への)安全衛生リスクを生じる恐れまたは種の保存に有害な影響がある動物の処分は禁止されています。

死亡によって動物が失われた場合、死亡の原因は徹底的に調査および評価されます。将来の研究用または現行の病理検査用に保存されないすべての動物の死体またはサンプルは政府によって定められた安全衛生規定に従って処理されます。いかなる死亡も漁農自然護理署に報告され、そこで記録されます。

動物の生体に安楽死が必要な場合は安楽死方針も整備されています。この方針は動物の安楽死に関するアメリカ獣医師会(AVMA)のガイドラインの推奨に従っています。安楽死は一般的に今後の苦しみを防ぐ上で治療などの適切な代替手段が利用できない、または効果がないことが明確な場合にのみ検討されます。疾病、障害、負傷または加齢に関する要因で状態が解決または軽減できずに苦しむ動物にはこうした検討が必要になる場合があります。

海洋公園はその年次報告書において、誕生および死亡データを含め、動物の導入および処分を報告する世界初の動物園施設です。当園のデータの信頼性は第三者の監査によってさらに高められています。